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ー 踊る武術 ー

 

民族音楽を伴い、舞踊の影響も受けている武術。

一見”踊り”のようにも見えるプンチャック・シラット演武は、インドネシア語では"スニ"といいます。
"スニ"とは本来 "芸術" を意味しています。
パンリプールの演武は、武術の技、舞踊、音楽が融合し、時にバティックの腰布や頭布を着用します。

"芸術"の色合いが濃く見受けられる武術といえるでしょう。
また、古くから伝わる人生を生き抜く先人の知恵は、人生哲学として動きの中にも垣間見ることができ、文化としての側面もあるのです。

ー ユネスコ無形文化遺産に登録 ー

パンリプールの先生であるアセップ・グルワワン先生が発起人の一人となり、”プンチャック・シラット”は2019年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

登録に向けて、アセップ先生をはじめ様々なシラット流派の先生方が、フランス・パリのユネスコ本部にてプンチャック・シラットの演武を披露する機会を頂きました。

また、インドネシアでのシラット修行の際に、アセップ先生にインタビューさせていただいた、プンチャック・シラット ユネスコ無形文化遺産申請・登録までの道のりを、雑誌”月刊秘伝”2018年6月号にて掲載していただきました。

先人たちの武術、芸術、人生の知恵が詰まったプンチャック・シラット。

​1000年の歴史を持つと言われ、多岐にわたる流派をもつシラットが、ユネスコにて無形文化遺産として認められたことに感無量です。

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